院外処方とは
「院外処方せん受付」という看板がでている保険薬局へ行き、処方せんと交換に薬を受け取るシステムでこれを
院外処方といい、その薬局を調剤薬局といいます。 また、今までの病院で薬を受け取るシステムを院内処方と
いいます。
それではなぜ院内を院外に変える必要があるのでしょうか? それは医薬分業を推進するためです。
医薬分業とは病院の医師が患者様に処方せんを渡し、保険薬局の薬剤師がその処方せんに基ずいて調剤し、
患者様に薬をお渡しする制度です。 このねらいは医師、薬剤師がそれぞれの専門性を発揮し、医薬品を適切
に使用することを目的にしているのです。 分かりやすく言えば、街の薬局の薬剤師に外来患者様の薬を管理
してもらい、病院内の薬剤師は入院患者様の薬を管理、医師は患者様の診療・治療方針などに力を注ぐという
役割分担です。
◆ 院内処方のメリット
もし、複数の薬局で薬をもらうと同種薬剤の重複投与、複数薬剤の飲み合わせによる効きすぎ、または効果の
減弱などの問題が生じます。 このようなことのないように決めた行きつけの薬局、すなわち「かかりつけ薬局」
が患者様のすべての薬を管理し、服用方法などを指導させていただくことにより安心して薬を飲むことができる
のです。 また、病院での薬による待ち時間がなくなるのもメリットのひとつです。
◆ どこの薬局に行けばいいのでしょうか
院外処方せんを受け付けている薬局でしたら自由に選べます。 自宅近くや職場の近くの薬局をかかりつけ
薬局にするのが便利でしょう。
◆ 当日薬局へ行く時間がない場合
通常、処方せん発行日から4日以内でしたらご自分の都合の良い時間にお越しください。
◆ 支払い方法
病院では診察代をお支払いしていただき、薬代は薬を受け取る薬局でお支払い下さい。
その他、薬に関するお問い合わせ
粉河本町薬局 0736−74−3370